公開シンポジウム【円卓会議】
つくる、つなげる、つみあげる アフリカ地域研究x社会実装について考える
要旨
日々変容するアフリカ地域の社会、経済、情勢や自然環境の中で、研究、そして「研究と実践」を取り巻く状況も近年大きく変化してきています。研究者、政策決定者、出資者、技術者、そして様々な関係性のなかに生きる現地のひとびとや協力者。アフリカにおける現代的な研究と社 会実装のとりくみは、こうした異なるひとや組織とのつながりの中から、新たな関係性を定義し、現場の知識と「外の人間」である研究者の知識とをすり合わせ、つなげ、新たな知識と実践の ありかたの枠組みを共につくりだすプロセスだといえます。
それは様々な失敗と成功の連続の中で、知識やノウハウ、現場の人との関係性をつみあげる作業でもあります。また、現地の人々のニーズ、研究者としての関心、出資元からの要請など、時に相反することもある様々な必要に応えようとする中で、アクセス可能なリソースの中から 最善の成果を導きだすために思索し、アウトプットの矛先を共に創出する試みでもあります。
今回は、異なる地域、分野で社会実装を視野に入れた研究や研究プロジェクトを実施してきた 報告者に円卓会議に参加いただき、プロジェクトの立ち上げから実施プロセスにおいて、それ ぞれのご経験に応じて、日本やアフリカの学術機関や政府機関、営利組織や非営利組織など、そして何より現場の人と一緒に「つくり」「つなげ」「つみあげた」経験について報告、共有いただくことで、アフリカ地域研究における社会実装と研究の新たなとりくみについて共に考える機会としたいと思います。その中で、様々な研究、そして実践の形について議論できたら幸いです。
日時
2024年5月18日(日)13:00~16:30
場所
京都大学吉田キャンパス
吉田南4号館3階 4共30講義室
開催方法
対面のみ(オンラインなし)
参加費
無料
申し込み
申し込み不要
どなたでも参加できます。
問い合わせ先
〒606-8501
京都市左京区吉田下阿達町46
京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ専攻
日本アフリカ学会 第62回学術大会事務局
E-mail: jaas2025kyoto(at)jambo.africa.kyoto-u.ac.jp
(at)を@に入れ替えてください。