若手研究者に対する海外研究報告助成について
1.助成内容
海外のアフリカ研究関連学会参加・発表に要する航空運賃の実費および滞在費を補助する。2024年度中の応募については、助成金額は1件あたり総額25万円を上限とする(2025年度以降の助成金額は未定)。滞在費は、宿泊費と日当を概算払いする(参考資料参照)。航空運賃はエコノミークラスでディスカウント料金を用いることとし、精算払いとする。なお、海外のアフリカ研究関連学会にオンライン形式で参加して発表をする場合には、助成金額の上限を3万円とし、参加費の実費を補助する。
2.応募・選考要領
学会参加への助成を希望する者は、申請書に記入の上、指定のアドレス(kaigai.josei [atmark]african-studies.com (※ご送信の際は、 [atmark]を@に変えてください)にメールで申請する。応募は随時受け付けるが、毎年2月末(同年4月1日~9月30日に開催される学術会議が対象)と8月末(同年10月1日~翌年3月31日に開催される学術会議が対象)を応募の締切として選考作業を実施する。選考は、理事会で実施する(当面、国際交流担当理事と庶務担当理事が中心になり、専門分野が近い理事の意見を参考にして選考を行う)。助成対象者は、原則として、各回に1名程度選定される。
3.選考基準
(1)本助成への応募資格は次の通りとする。
a)海外のアフリカ研究関連学会での報告を予定していること(報告が未申請・未受理の場合も応募可)。
b)日本アフリカ学会入会後(退会後再入会した場合は、直近の再入会後)2年以上経過しており、かつ会費滞納がないこと。
c)年齢が本助成応募時点で40歳以下であること。
d)助成対象学会の参加にあたって、他団体による助成を重複して受けていないこと。他団体の助成に申請中であっても本助成への応募は可能だが、重複する助成対象の費目については、一方の助成が決まった段階で他方は取り下げることとする。
(2)選考に際して、次の条件があれば優先される。
a)応募者が、任期のない研究職に就いていない(いわゆるtenureを有していない)。
b)過去に本助成を受けた経験がない。
c)応募者の発表申請がすでに受理・承認されており、発表が確定している。
d)発表する学会の名称に”Africa”が入っている。
e)上記の条件が同等の場合、博士号取得者、博士課程修了者、博士課程(博士後期課程)在籍者、修士課程(博士前期課程)在籍者の順に優先する。
4.助成対象者の義務
助成対象者は、以下の義務を負う。
a)航空券の調達やホテル予約を自分で行い、支払後速やかに領収書を国際交流担当理事に提出する。
b)助成対象学会での報告の際は、本助成を受けていることを明記する。
c)『アフリカ研究』の「学界通信」などに参加学会の報告を執筆する。
参考:学会開催地と日当・宿泊費
日当(円) | 宿泊費(円) | |
---|---|---|
指定都市 | 5000 | 16000 |
甲地域 | 4000 | 13000 |
乙地域 | 3500 | 10000 |
※物価の変化により見直すことがある。 |
指定都市
シンガポール、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントン、ジュネーブ、ロンドン、モスクワ、パリ、アブダビ、ジェッダ、クウェート (首都)、リアド、アビジャン
甲地域
北米 (メキシコ以南地域、諸島を除く。)
欧州 (以下の地域を除く。アゼルバイジャン、アルバニア、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、エストニア、カザフスタン、キルギス、グルジア、クロアチア、スロヴァキア、スロヴェニア、タジキスタン、チェッコ、トルクメニスタン、ハンガリー、ブルガリア、ベラルーシ、ポーランド、ボスニア・ヘルツエゴヴィナ、マケドニア、モルドヴァ、ユーゴスラビア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ロシア)
中近東(アラビア半島、アフガニスタン、イスラエル、イラク、イラン、クウェート(国)、ヨルダン、シリア、トルコ、レバノン及び周辺諸島)
乙地域
指定都市と甲地域以外の地域
以上
◎ ダウンロード >> 申請書: (Word File)