日時:2025年5月16日(金)14時00分~18時00分
場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室+Zoomを用いたハイブリッド会議
出席:小川さやか、児玉由佳、佐川徹、佐藤章、佐藤千鶴子、椎野若菜、高橋基樹、武内進一(議長)、津田みわ、中尾世治、平野(野元)美佐、牧野久美子(書記)、丸山淳子、山越言(第62回学術大会委員長)
欠席: 梅屋潔、中村美知夫
【報告事項】
- 第62回学術大会報告
山越大会委員長より、大会の準備状況について報告がなされた。 - 会員数の動向
庶務担当理事より、会員数の動向について報告がなされた。 - 日本学術振興会賞・育志賞の推薦
庶務担当理事より、日本学術振興会賞、育志賞とも、評議員から推薦がなかったことが報告された。 - 2026年度学術大会の開催地と日程
庶務担当理事より、第63回学術大会は、2026年5月9日(土)、10日(日)に、名古屋大学を会場として、名古屋地区とその周辺地域の所属会員による実行委員会(大会委員長:山田肖子会員)の主管で開催される予定であることが報告された。 - 第37回日本アフリカ学会奨励賞
庶務担当理事より、以下の2点を受賞作とすることが報告された。
・池邉智基会員『セネガルの宗教運動バイファル―神のために働くムスリムの民族誌』明石書店、2023 年
・近藤菜月会員『「革命」を語る―ガーナ農村部の民衆運動』ナカニシヤ出版、2024 年 - 能登半島地震被災者に対する年会費免除措置
庶務担当理事より、能登半島地震および豪雨の被災者に対する年会費免除措置を継続していることが報告された。 - KAASメンバーの学術大会参加
庶務担当理事より、第62回学術大会に、MOUを締結している韓国アフリカ学会(KAAS)より2名の会員が参加することが報告された。 - 「日本学術会議法案に関する理事会声明」の発出
庶務担当理事より、日本アフリカ学会理事会として、日本学術会議法案に関する日本学術会議による声明と決議を支持し、国会で法案についての慎重な審議を求める声明を発出したことが報告された。
【審議事項】
- 2024年度事業報告
各事業担当理事から以下のとおり事業報告について説明があり、承認された。
a) 編集
・『アフリカ研究』105 号・ 106 号の刊行
・『アフリカ研究』104 号までの本文および106 号までの目次の学会ウェブサイトでの公開
・投稿規程および執筆要領の大幅改正による、論文受理から査読・入稿までのプロセスの迅速化
b) 渉外
・JCASA(地域研究学会連絡協議会)への参加
・JCAS(地域研究コンソーシアム)への参加
・GEAHSS(人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会)への参加
・共催・後援依頼への対応
・日本熱帯生態学会との連携
c) 国際交流
・海外研究報告助成制度により若手会員2名の派遣を決定(うち1件実施済み)
・国際交流促進(国内旅費)支援制度により、1 件の支援を実施
・韓国アフリカ学会(KAAS)との交流事業として、JSPS 「令和7年度分 二国間交流事業セミナー」に応募し、採択された
d) ネットワーク
・学会メーリングリストの維持管理と運用(2024 年度の投稿件数は214 件)
・学会ホームページの維持管理と運用
・サーバー等の管理・運用情況を改善
・2013 年度以降の役員リストをPDF で作成し、ウェブサイトで公開
e) 第 37 回日本アフリカ学会研究奨励賞
・研究奨励賞選考委員会(委員長: 大塲麻代、委員:友松夕香、橋本栄莉、牧野久美子)からの推薦を受け、池邉智基会員および近藤菜月会員への授与を決定
f) アクセシビリティ対応
・申請がなかったため、実施せず
g) 支部活動活性化支援事業
・各支部から申請がなかったため、実施せず
h) 日本学術振興会賞・育志賞の推薦
・学会として推薦する候補者を評議員会に募ったが、結果として推薦なし - 2024年度決算
会計担当理事より2024年度決算が示され、承認された。 - 2025年度事業計画
各事業担当理事から以下のとおり事業計画について説明があり、承認された。
a) 編集
・『アフリカ研究』107号・108号の刊行
・『アフリカ研究』掲載論文のPDFファイルを、一定期間は会員のみが知ることのできるパスワードをつけて即時公開する
・学会財政の健全化の観点から、会員の意見を聞きつつ、『アフリカ研究』の紙媒体廃止の可能性を含む編集経費全般の削減案を検討する
b) 渉外
・JCASA(地域研究学会連絡協議会)への参加
・JCAS(地域研究コンソーシアム)への参加
・GEAHSS(人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会)への参加
・共催・後援依頼への対応
・日本熱帯生態学会との連携
c) 国際交流
・海外研究報告助成(若手会員対象)と国際交流促進(国内旅費)支援の実施
・JSPS 「令和7年度分 二国間交流事業セミナー」事業によるKAAS主催会議(2025年10月31日~11月1日、於:全北大学校)への会員派遣
d) ネットワーク
・学会ウェブページと学会メーリングリストの維持管理 - 2025年度予算案
会計担当理事より、2025年度予算案について説明があり、承認された。 - その他
恒常的な赤字となっている学会会計の問題への対処について、会員の意見を聞きながら丁寧に検討を進めることが確認された。