2025年9月29日

重要なお知らせ
『アフリカ研究』オンライン化に関する方針

現在日本アフリカ学会理事会では、学会誌『アフリカ研究』を原則オンライン化(ただし希望者には有償で冊子体を送付)する方向で審議・作業を進めております。9 月 22 日に開催した臨時理事会での決定事項をお知らせします。

【経緯】
今年 1 月にメーリングリストでお知らせしたとおり、日本アフリカ学会理事会では財政の見直しを進めており、その一環として 4 月に『アフリカ研究』のオンライン化に関する会員アンケートを行いました。267 名の方から回答があり、会費値上げよりは『アフリカ研究』をオンライン発行に切り替えたほうがよいとのご意見が約 8 割(215 名)を占めました。ただし、一定数の方(34 名)が会費値上げを伴っても紙媒体をご希望されています。この結果を受け、理事会では以下の方針を決定しました。

【理事会の方針】
(1)学会誌『アフリカ研究』を原則オンライン化する。
(2)学会誌の紙媒体刊行をオンデマンドで継続する。
(3)学会誌の紙媒体をオンデマンドで受け取る会員の追加負担額は、当面 4,000 円とする。
一般会員の会費は変更しない。
(4)関連の会則改正を行う。
(5)以上の方針は、会員に周知後、次期理事会に申し送る。2026 年 5 月の理事会、評議員会、総会で審議し、そこで承認されれば、2027 年度から実施する(2027 年 5 月発刊の号からオンライン化)。

【オンデマンド費用の根拠】
図書館等への寄贈分、オンデマンドを希望する会員と合わせて、各号50冊程度の紙媒体需要が想定される。土倉事務所からは、20冊(100頁)で約10万円のコストと言われており、印刷コストは冊数が増えてもほとんど変わらない。単純計算すると、50冊印刷した場合には1冊あたり2000円、年間2冊分で4,000円となる。実際の1冊あたりのコストは、雑誌のページ数や希望する会員数によって変動しうるが、当面はこの負担額で様子を見る。希望する会員が50人に満たない場合は、学会側がその分の経費を負担する。

日本アフリカ学会会長
武内進一

  • 上記のおしらせは、『アフリカ研究』第108号送付時(2025年)の同封文書と同一の内容です。同封文書のファイルはこちらからダウンロードできます。