シンポジウム「グローバル・サウス」の地域研究:アジア・アフリカ研究の視点とフィールドワーク」
(兼オンライントーク『地域研究へのアプローチ』第13回)
日時:2023年3月25日(土)
場所:徳島大学 常三島キャンパス 総合科学部1号館 第二会議室/オンラインの併用
主旨:「グローバル・サウス」とは政治経済的に周辺的地域として位置づけられてきた「南」の諸国と、関連する貧困問題、移民・難民問題、紛争問題、開発問題などを、地域研究の対象課題として整理した概念です。この整理によって、「南」から見た世界情勢を活写し、南側の問題を「遅れ」としてしか見てこなかった北側の視点を相対化する「地域研究」の方法論が示されました。本シンポジウムでは、『地域研究のアプローチ』の執筆者三名(都市・農村・歴史の研究者)が登壇し、「グローバル・サウス」の概念についてあらためて議論を先鋭化させた上で、「地域研究」の可能性と課題について考えます。
プログラム:
14:00 開場
14:30 趣旨説明「グローバル・サウスにおける地域研究の方法論」
森口 岳(東洋大学アジア文化研究所 客員研究員他)
14:45 「アフリカ地域研究の都市人類学からのアプローチ:持続可能な開発と政治の関係を考える」
森口 岳
15:15 「グローバル・サウスと移民・難民:ドイツ領南西アフリカ/ナミビアを中心に考える」
柴田 暖子(政策研究大学院大学政策研究院 事務局次長補)
15:45 東南アジア地域研究の農村社会学からのアプローチ: ラオスとタイの農村から考える「グローバル・サウス」
東 智美(埼玉大学教養学部 准教授)/オンライン
16:15~16:30 休憩
16:30 コメント :内藤直樹(徳島大学 大学院社会産業理工学研究部・准教授)
16:40 総合討論
17:00 閉会挨拶
*参加無料・オンラインでの参加は事前申込要(下記のGoogleFormsにて受付、2023年3月24日17時に申込締切)。
https://forms.gle/huJDunA951qdBwaN6
対面参加はnaito.naoki[at]tokushima-u.ac.jpまで事前申込。
※[at]は@に変更ください
主催 日本アフリカ学会中四国支部/徳島大学
共催 『地域研究へのアプローチ』広報チーム/科学研究費補助金 基盤研究(B)「アジア・アフリカのメガキャンプにおける難民の経済活動に関する総合的比較研究」