理事会報告:2019年度日本アフリカ学会理事会(第1回)

日時:2019年5月17日(金)15時00分~18時00分
場所:京都大学稲盛財団記念館3階318
出席:太田至(議長),岩田拓夫, 佐藤千鶴子,杉山祐子,高田明(書記),中村美知夫, 平野(野元)美佐,山田肖子,松田素二
欠席:岩井雪乃,重田眞義,島田周平,末原達郎,高橋基樹,武内進一

【報告事項】
1.第56回学術大会の準備状況
・平野庶務担当理事より,大会の準備状況,参加や発表の申し込み状況について報告があった。
・大会事務局の澤田昌人会員から,今後の大会開催・運営について提言があった。

2.会員数の動向
・平野庶務担当理事より,会員数の最新の動向について報告があった。

3.日本学術振興会賞・育志賞の推薦
・平野庶務担当理事より,いずれも推薦がなかったことについて,報告があった。

4.2020 年度学術大会の開催地と日程
・来年度の学術大会は,東京外国語大学現代アフリカ地域研究センターにて2020年5月23日,24日に開催予定。

5.過去の研究奨励賞の講評のWEB公開
・平野庶務担当理事より,過去の研究奨励賞の講評(入手可能なものすべて)をWEB公開したことについて,報告があった。

6.入会申込フォームの英語版について
・平野庶務担当理事より,入会申込フォームの英語版の準備状況について,報告があった。

7. 国立大学教育研究評価委員会専門委員等候補者の推薦について
・平野庶務担当理事より,太田至会長,高橋基樹理事を推薦したことについて,報告があった。

8.TICAD7パートナー事業について
・平野庶務担当理事より,庶務費からTICAD7パートナー事業に支援を行うことについて,報告があった。

9. その他
・平野庶務担当理事より,大会申込のウェブ化で欠席者の委任状の減少が危惧されたが,実際には多くの委任状(148通)が届いたことが報告された。

【審議事項】
1.2018 年度事業報告
・平野・高田庶務担当理事より,以下について,報告があった。
・『アフリカ研究』について,第93,94号を刊行した。学会ウェブサイトには本文は92号まで,目次は94号まで公開した。
・庶務費からTICAD7パートナー事業に支援を行う。
・若手海外研究報告助成制度による派遣を行った。

2.2018 年度決算
・佐藤会計担当理事より決算案が提示され,承認された。

3.2019 年度事業計画
各担当理事より以下の事業計画の説明があり,いずれも承認された。
a)編集
・『アフリカ研究』第95号,96号の刊行。
・編集委員の追加。
・投稿数の増加に向けた施策(個人投稿,特集,書評,新刊紹介など)。
b)渉外
・JCASA(地域研究学会連絡協議会)の事務局として,総会を開催する。その後,事務局は日本オセアニア学会に引き継ぐ。
c)国際
・若手海外研究報告助成制度の活動の継続。
・AEGISアフィリエイト制度の廃止に伴う国際的ネットワークの新たな展開。
・国際交流促進(国内旅費)支援制度(仮称)の準備:支援対象や選考過程について意見交換が行われた。この制度については学会ウェブサイトに載せる。
d)ネットワーク
・学会ウェブサイトをスマホ対応にすることを検討する。
・学会ウェブサイトの充実と学会メーリング・リストの活性化。

4.2019 年度予算案
・佐藤会計担当理事より,2019年度予算案が提示され,修正案が出されたのち承認された。

5.土倉事務所との契約書の再作成について
・太田会長より,土倉事務所との契約書の内容と再作成の方針について説明があり,意見交換があった。

6.第31回日本アフリカ学会研究奨励賞 ・研究奨励賞選考委員会(委員長: 竹沢尚一郎,委員: 伊藤千尋,金子守恵,福西隆弘,目黒紀夫)から推薦のあった下記の1会員を受賞者とすることが了承された。
・橋本栄莉会員『エ・クウォス:南スーダン・ヌエル社会における予言と受難の民族誌 』(単著、九州大学出版会),2018 年 審査結果の概要・講評は『アフリカ研究』および学会HPに掲載予定である。

7.研究奨励賞の審査委員の選び方について
・高田庶務担当理事より,研究奨励賞の審査委員の選び方(例:応募者とどの程度まで「近い」人を審査委員として認めるか)について,また審査方法について問題提起があった。

8.支部長を評議員になってもらうことと任期のルールについて
・太田会長から,以下の提案があり,承認された:役員の任期に関する規則上,評議員になれない支部長には評議員会へオブザーバー参加を認めることを評議員会に提案する。

9.支部長交代に伴う評議員の交代について
・太田会長から,中国・四国支部長が田川玄会員から内藤直樹会員に交代することに伴って,内藤会員の評議員会へのオブザーバー参加を認めることが諮られ,承認された。

10.学術大会における代読について
・平野庶務担当理事より,第56回学術大会で発表予定であった会員が体調不良のため、代読による発表が認められたことについて報告があった。今後の代読については,ケース・バイ・ケースで対応する。

11.2019 年度支部活動活性化支援事業について
・平野庶務担当理事より,支部活動活性化支援事業について、本年度も7月末と12月末を締め切りとして,募集を行うことなどが提案され,その手続きも合わせて承認された。

12.2021年度学術大会の開催地と日程
・2021年度学術大会の開催地について,議論を行った。

13.新入会員の申請について
・平野庶務担当理事より,理事会の直前に届いた新入会員の申請について報告があり,全員承認された。