日時: 2021年5月16日(日)13時00分~17時20分
場所: Zoomによるオンライン会議
出席: 栗本英世(議長)、飯田卓、大山修一(書記)、落合雄彦、亀井伸孝、小松かおり、佐川徹、佐藤千鶴子、高田明、津田みわ、中村美知夫、丸山淳子、山田肖子、田川玄(オブザーバー、第58回学術大会実行委員長)
欠席: 岩井雪乃

【報告事項】
1.第58回学術大会の準備状況
・田川大会実行委員長より、第58回学術大会の準備状況について報告があった。

2.会員数の動向
・庶務担当理事より会員の動向について報告があった。今回の理事会から、会則に掲載されている会員種別にしたがって集計されていることが報告された。

3.日本学術振興会賞・育志賞の推薦
・庶務担当理事より、日本学術振興会賞と育志賞ともに評議員から推薦がなかったことが報告された。

4.来年度以降の学術大会の開催地
・2022年度(第59回)の幹事校が長崎大に決まったことが報告された。

5.その他
・庶務担当理事より、コロナ禍において困窮する会員に対して会費免除措置をおこない、5月末日まで申請を受け付け、理事会で審議する予定であることが報告された。

【審議事項】
1.2020年度事業報告
・庶務担当理事より2020年度の事業報告がおこなわれ、承認された。

2.2020 年度決算
・会計担当理事より2020年度決算案が示され、承認された。

3.アクセシビリティ対応(学術大会に関わって)
・田川大会実行委員長より、5月22日~23日の口頭発表・公開シンポジウム・共催イベントにおいて手話通訳を手配する必要性と業者の選定について説明があった。アクセシビリティ対応予算として支出することが承認された。

4.2021 年度事業計画
a)編集
・99号・100号記念号の刊行準備
・『アフリカ研究』の表紙リニューアル
・投稿規定の改定
・オンライン投稿システムの検討
・本文無料公開時期に関するアンケートの実施
・編集書記の雇用などの方法で編集体制の強化
b)渉外
・地域研究学会連絡協議会(JCASA)の総会への参加
・地域研究コンソーシアムへの出席
・日本熱帯生態学会との協力
c)国際交流
・若手海外渡航助成制度と国際交流(国内旅費)支援の継続
・アジア諸国をはじめとする国外のアフリカ学会や関連学会との交流事業の検討
d)ネットワーク
・学会ウェブページやメーリングリストなどの維持

5.2021年度予算案
・会計担当理事より2021年度予算案について説明があり、承認された。

6.第33回(2021年度)日本アフリカ学会研究奨励賞
・研究奨励賞選考委員会(委員長:西浦昭雄、委員:網中昭世、戸田美佳子、増田研)から推薦のあった下記の2会員を受賞者とすることが了承された。
  ・中尾世治会員『西アフリカ内陸の近代―国家をもたない社会と国家の歴史人類学』風響社、2020年。
  ・牛久晴香会員『かごバッグの村―ガーナの地場産業と世界とのつながり』昭和堂、2020年。

7.研究奨励賞対象著作についての検討
・幅広い分野の候補作を自薦・他薦してもらうことが提起され、研究奨励賞自薦の案内では理系分野の応募を促す募集の文章を加えることにした。

8.研究奨励賞選考日程および規定の改定
・これまで選考プロセスに時間的な制約があったため、受賞候補作の刊行日は募集年の9月末日までとし、同年10月に推薦書を受け付け、その年度末(翌年3月)の理事会で審議すべく、「日本アフリカ学会研究奨励賞」に関する規定を変更する方針が提案され、総会で審議されることとなった。

9.新入会員の申請と諾否
・庶務担当理事より入会申請1名の説明があり、承認された。

10.組織名・役職名の英語表記
・庶務担当理事より公式用語の英語表記について説明があり、引き続き検討を加え、統一を進めていくこととした。