関西支部:2019年度 第8回例会

日 時:2019年12月6日(金)17:30 ~ 19:00
場 所:神戸大学大学院国際文化学研究科 鶴甲第一キャンパス E棟4階 学術交流ルーム(E410)
〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲1-2-1
http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/turukabuto-dai1.html#local
(会場はローカルマップの23番の建物です)

演 題: 難民キャンプとモビリティ―ウガンダの難民居住地における社会経済的動態

講 師:村橋勲 氏(日本学術振興会 特別研究員PD/京都大学)

要 旨: 難民キャンプは、いかにヒトやモノを動かすか/動かさないか。昨今の社会科学における移動論的転回のなかで、慣習的な難民対応における定住中心主義は批判され、移動の実践は、難民がよりよい生を実現するために必要と考えられている。それに対し、この発表では、南スーダン難民を受け入れるウガンダの難民居住地の事例を用いながら、1)歴史的に構築された越境ネットワーク、2)移動を管理するシステムとテクノロジー、3)モノの移動に伴う創発的な社会経済的関係、に注目して、難民キャンプと移動性(mobility)/不動性(immobility)との相関を微細に明らかにすることで、難民をめぐるアクチュアルな諸問題について考える。

備 考:神戸大学大学院、神戸人類学研究会と共催