公開シンポジウム
第56回日本アフリカ学会公開シンポジウム
アフリカにおける日本企業の挑戦―TICAD VIIを見据えて―
趣旨
「最後の市場」。こうした言葉で表されるようになったアフリカ大陸は、かつての貧困のイメージを脱却し、近い将来の成長センターと目されるようになりました。
現在でも、アフリカにおける貧困削減は国際的に重要な課題であることに違いはありませんが、2016年にケニアで行われたTICAD VIでは、「貧困削減」ではなく「経済の多角化・産業化」が優先課題のトップに置かれています。アフリカとの経済的な関係において中国の存在がしばしば強調されますが、これまでに数々の日本企業もアフリカと強い関わりを持ってきました。2019年は横浜で7回目のTICADが開催されます。このシンポジウムでは、TICAD VIIでも重要な課題となる、日本企業とアフリカとの関わりについて、いくつかの企業の経験をもとに議論します。
日時
2019年5月19日13:35〜17:00
場所
京都精華大学友愛館3階 多目的ホール「Agora」
定員・申し込み
150名・申し込み不要
プログラム
13:35-13:50 | 趣旨説明 ウスビ・サコ(京都精華大学学長) |
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13:50-14:15 | 「アフリカでのコンシューマー向け食品ビジネスの歩み~食文化や市場特性に対応した“うま味”製品ビジネスの模索~」横田 裕生(味の素株式会社) |
14:15-14:40 | 「アフリカ進出のすすめ」羽田 裕(豊田通商株式会社) |
14:40-15:05 | 「先端技術の社会実装現場アフリカ~朽ちる中心・革命は周辺から~」合田真(日本植物燃料) |
15:05-15:40 | 「アフリカでのビジネスと市場開発―日本企業の課題」マスワナ, ジャン=クロード(立命館大学) |
15:40-15:50 | 休憩 |
15:50-16:15 | 議論のまとめと問題提起 平野克己(JETROアジア経済研究所) |
16:15-16:45 | フロアとの討議 |
16:45-17:00 | 閉会の辞 ウスビ・サコ |
(司会:清水貴夫・京都精華大学)