第25期日本学術会議新規会員任命拒否に対する緊急声明
2020年10月9日
日本アフリカ学会理事会
第25期日本学術会議会員として推薦された会員候補105名のうち、6名が内閣総理大臣によって任命されないという事態が生じました。10月8日現在、その具体的な理由は明らかにされていません。
日本アフリカ学会は、我が国における地域研究の進展において主要な役割を担う学会であり、多数の学会員がこれまで日本学術会議の会員や連携会員を務めてきました。我が国の研究者コミュニティを構成する学会のひとつとして、今回の任命拒否は、日本学術会議の存在意義を脅かし、ひいては学問の自由を損なうおそれがあるものと憂慮しています。日本アフリカ学会理事会は、政府に対し、任命拒否の具体的な理由を開示すること、ならびに6名の会員候補を任命することを求めます。