理事会報告:2019年度日本アフリカ学会理事会(第2回)

日時: 2020年3月29日(日)13時00分~15時50分
場所: 京都大学稲盛財団記念館3階318室
出席: 岩井雪乃、太田至(議長)、佐藤千鶴子、末原達郎、杉山祐子(on line)、高田明(書記)、高橋基樹、武内進一、平野(野元)美佐、山田肖子(on line)
欠席:岩田拓夫、重田眞義、島田周平、中村美知夫、松田素二

【報告事項】
1.第57回学術大会準備
・2020年5月23、24日に東京外国語大学で開催予定の第57回学術大会の準備状況について報告された。

2.支部活動報告
・2019年度の各支部の活動報告があった。

3.支部費支出報告
・2019年度の各支部の支出報告があった。

4.会員数の動向
・2020年3月20日現在の会員数は923名(うち一般会員870名)であることが報告された。

5.日本学術振興会賞の推薦について
・締め切りまでに推薦がなかったので、今年度の学会推薦は見送ることが報告された。

6.2021年度学術大会の開催地と日程
・2021 年度(第58回)学術大会は、広島市立大学にて2021年5月22日、23日に開催予定であることが報告された。

7.2019年度に行ったメール審議による理事会承認事項一覧
・2019年度にメール審議により以下の事項が理事会で承認されたことが報告された。
・入会希望者の承認(随時)
・TICADパートナー事業への追加支出の承認(2019年4月)
・例外的な措置として学術大会における代読を認めることの承認(2019年4月)
・第57回学術大会について主催校からの提案についての承認(2019年6月)
・第56回学術大会の赤字補てんについて承認(2019年7月)
・砂漠学会イベントへの後援について承認(2019年8月)
・支部活動活性化支援費の申請(関西支部と九州支部)について承認(2019年8月)
・国際交流促進(国内旅費)支援制度に掛かる資料の承認(2019年8月)
・2020年度学術大会のポスター賞について承認(2019年10月)
・日本学術会議・地域研究委員会・地域研究基盤強化分科会における地域研究体制の強化のための「提言案」についての承認(2019年11月)
・学術大会における障害者などの支援を目的として本部予算に『バリアフリー費(仮称)』を設けることについての承認(2020年1月)
・支部活動活性化支援費の申請(中国・四国支部)について承認(2020年1月)
・第32回日本アフリカ学会研究奨励賞選考委員会の発足(2020年2月)
・若手研究者に対する海外研究報告助成(2名)についての承認(2020年3月)
・派遣予定だった学術大会中止に伴う、若手研究者に対する海外研究報告の助成見送り(1名)についての承認(2020年3月)

8.2019年度支部活動活性化支援事業について
・2019年度支部活動活性化支援事業(関西支部、九州支部、中国・四国支部)について報告があった。

9.2019年度海外研究報告助成・国際交流促進(国内旅費)支援について
・海外研究報告助成については、2018年度に採択された1件に2019年度予算から助成を行ったこと、2019年度には2件採択したが、その内1件は派遣予定だった学術大会が中止されたことに伴って助成を見送ったことが報告された。
・国際交流促進(国内旅費)支援には申請がなかったことが報告された。

10.その他
・とくになし

【審議事項】
1.2019年度事業報告
a)編集
・学会誌『アフリカ研究』の2019年度の編集状況が報告され、承認された。No.95と96が刊行済みであり、No.97を2020年6月に刊行予定である。
・投稿・査読手順の見直しをおこなったことについて報告があった。
・『アフリカ研究』の投稿をいかにして増加させるかについて、課題や現在行っている取り組みの報告とそれについての意見交換が行われた。

b)渉外
・本学会が2018-2019年度に事務局をつとめた地域研究学会連絡協議会(JCASA)の活動について報告があり、承認された。
・日本学術会議地域研究委員会の地域研究基盤強化分科会(西崎文子委員長)のもとで、地域研究の体制強化を訴える提言を作成したことについて報告があり、承認された。

c)国際交流
・若手海外渡航助成制度の展開および国際交流促進(国内旅費)支援の開始について報告があり、承認された(報告事項10)。
・アフリカ研究の国際的ネットワークの新たな構想について意見交換がなされた。

d)ネットワーク
・2019年度に行った学会HPリニューアルおよびMLの運用状況が報告され、承認された。
・MLへの配信エラーが多いことに鑑みて、会員情報をどのように管理すべきかについて意見交換がなされた。

2.2019年度決算見通し
・2019年度暫定決算案が承認された。
・学会の予算規模に照らして予備費が多いため、会員に有効な形で予備費を減らすことを意図して積極的な財政を組んでいたが、新型コロナウイルス感染症による影響などのため、結果的には繰越金は昨年度よりやや減るに留まったことが確認された。

3.2020年度暫定予算案
・2019年度暫定予算案が承認された。
・暫定予算は前年同様、会員に有効な形で予備費を減らすことを意図して積極的な財政を組んでいるため、現時点では大幅な赤字予算となっていることが確認された。

4.第32回日本アフリカ学会研究奨励賞
・第32回(2020年度)日本アフリカ学会研究奨励賞について、次の会員を選考委員として、検討作業を行い、選考委員会は選考結果を会長に答申したことが報告された。
梅屋 潔(選考委員長)、清水 貴夫、津田 みわ、溝辺 泰雄、
・上記の答申内容を理事会に諮り、第32回(2020年度)日本アフリカ学会研究奨励賞の受賞者を選考委員会から推薦のあった2名の会員に最終決定した。

5.評議員および理事選挙の結果について
・新評議員(33名)
荒木 美奈子、飯田 卓、伊谷 樹一、五百部裕、岩井 雪乃、岩田 拓夫、遠藤 貢、大石 高典、大山 修一、落合 雄彦、亀井 伸孝、河合 香吏、栗本 英世、児玉 由佳、湖中 真哉、小松 かおり、佐川 徹、佐藤 千鶴子、杉山 祐子、鈴木 裕之、曽我 亨、高田 明、津田 みわ、内藤 直樹、中村 美知夫、波佐間 逸博、舩田クラーセン さやか、眞城 百華、増田 研、丸山 淳子、峯 陽一、山越 言、山田 肖子
・新理事(14名)
飯田 卓、岩井 雪乃、大山 修一、落合 雄彦*、亀井 伸孝、栗本 英世、小松 かおり、佐川 徹、佐籐 千鶴子、高田 明、津田 みわ、中村 美知夫、丸山 淳子、山田 肖子

6.新型コロナウイルス感染症の影響による第57回学術大会の開催について
・学術大会、および総会、評議員会、理事会について、新型コロナウイルス感染症への対応に関して議論を行った。

7.理事の役割分担の見直しについて
・副会長には、これまでに庶務担当理事が行ってきた仕事の一部(学術大会の実施にかかわる仕事、研究奨励賞の授与にかかわる仕事)を担当してもらうこと、副会長が2名であれば、それぞれに、1つずつの仕事を担当してもらうことが提案され、承認された。

8.その他
・とくになし。

以上。