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大阪大学卓越セミナー「スーダンにおける紛争と国家および社会変容の関係性」

大阪大学卓越セミナー第6回(「コンフリクトの人文学」セミナー第90回)
「スーダンにおける紛争と国家および社会変容の関係性」

*講師:イドリス・サリム・エル・ハッサン氏(国際イスラーム[マレーシア]大学・准教授)

*コメンテーター:栗田禎子(千葉大学・教授、歴史学);モハメド・アブディン(東京外国語大学・博士後期課程、政治学)

*日時:2013年3月22日(金)14:00~17:00
*会場:千里ライフサイエンスセンター 7階 701号室
※交通アクセスはhttp://www.senrilc.co.jp/access/index.htmlをご覧ください。

(英語講演(通訳なし)、参加無料、事前申し込み不要)

主催:卓越した大学院拠点形成支援補助金・「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」

企画趣旨:
スーダン共和国では、2005年の内戦終結、そして 2011 年の南スーダン分離独立後も武力紛争が継続し、事実上の内戦状態にある。こうした状況は、1956 年の独立以降、半世紀以上にわたって継続している。また、政治的には 1989 年以降、強権的なイスラーム主義政権の独裁体制のもとにある。現在のスーダン情勢は、国際関係論や国際政治学で論じられることはあっても、外国人が長期の自由なフィールドワークを実施することがきわめて困難であるがゆえに、国家と社会の対抗的関係や社会の内的動態に注目した研究はほとんどない。その点で、スーダン人、つまり「インサイダー」として首都ハルツームに居住し続けていた、開発・紛争研究を専門とする人類学者である招へい講師、イドリス・サリム・エル・ハッサン博士による社会・政治動態の分析はきわめて価値が高い。講演では、現状の分析を踏まえて、近い将来の紛争解決のシナリオについても論じたい。

 

 

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